中国株と『ビックマック指数』
経済誌「エコノミスト」によると、アメリカの平均価格3.10ドル(約350円)の対して、 中国は10.5元(1.31ドル)。
これをビッグマック価格で比較すると、米ドルと人民元の交換レートは1ドル=3.39元。
これは実際の人民元の対ドル相場が1ドル=8.03元なので、約58%過小評価されていることになります。
「エコノミスト」はこれに対し、ビッグマック指数は長期的な為替レートを示すもので、人民元が不当に低く抑えられていることにはならないとしています。
なので、アメリカの政治家がビッグマック指数を人民元切り上げ要求の材料とすることは悪用であると指摘しています。
※ビッグマック指数(Big Mac index)とは!
各国の経済力や購買力を測るための指数です。
世界中のマクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を例に生活実感に近い各国の購買力を比較します。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』(The Economist)によって考案されました。
ビッグマックはほぼ全世界で同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすいことでよく引き合いに出されます。
現在、エコノミスト誌はビッグマック指数のほか、スターバックス指数やコカコーラマップなどの指数も発表しています。
例えば、 日本でビッグマックが250円、 アメリカで2ドルの時、250/2=125となり、 1ドル=125円 がビッグマック指数となるわけです。
もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、この後、125円に向けて円安が進む、という推定をすることができるのです。
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月面着陸など、中国の中期宇宙計画とは!
中国の国防科学技術工業委員会は、第11次5カ年計画(2006―10年)での宇宙科学発展計画を発表。 2012年ごろの月面着陸などを柱とし、今後15年以内に中国の宇宙科学は世界最先端の水準に到達可能だとしています。
中国が月探査に積極的なのはウランなどの資源確保が目的とみられ、計画は、宇宙科学の発展が「国家戦略上必要な重要問題の解決」につながると強調。宇宙科学の中期的な計画を示すのは初めてということです。
月探査では、07年中に月を周回し、撮影した表面の画像から土壌などを分析。12年前後に月面着陸を実現し、17年前後には月面の土などを地球へ持ち帰る計画だということです。
すでに2回成功している有人飛行関連では、飛行士の船外活動やドッキング技術で大きな進展を図るほか、長期に軌道上を飛行する宇宙実験室も開発。
宇宙観測用に各国が開発を競う硬エックス線望遠鏡の自主開発や、帰還式実験衛星「実践10号」を09年に打ち上げる目標あるようです。
中国EU商会、在中国米国商工会議所(中国米国商会)、日本貿易振興機構(ジェトロ)などの機関が行った調査によると、多くの投資家は企業横断的な比較を行った上で、中国は最も魅力的な投資先であり、中国市場は最も重要な新興市場であり、中国での企業の収益率は高いとの結論に達したのだということです。EU企業の
73%が対中投資の長期的発展を楽観視しており、中国進出を果たす企業も増えています。また米国企業の90%が対中投資拡大の意向を示し、日本企業で中国から他国・他地域への転出を考えているところはわずか0.3%という結果が出ています。
中国株の魅力
中国政府が金融引き締め政策を行わなければならないほど中国の経済成長は猛スピードで進んでいます。 中国国内に起こっている消費ブームはこの政策をもってしてもおさまることはないでしょう。
マイカーをはじめ、家、嗜好品や家電、レジャーなどのいったん火のついた中国の消費ブームは様々な業界に影響していきます。 東京オリンピック前後に日本が経験したことが今まさに中国に起ころうとしているわけです。 こうした圧倒的な時代の流れの中での中国株投資の魅力とは何なのでしょうか?
私たち日本人の中では中国といえばまだ先進国には程遠いイメージがあるかもしれません。 しかし、「世界の工場」として、莫大な貿易黒字と生産力は世界でもトップレベル。
中国株投資という視点から見る場合は、今、中国でなにが起こっているのかをよく見ることが大切になってきます。 中国の人々が豊かになっていく過程では今後も様々な問題を乗り越えていかなければならないでしょう。
かつての日本を思い起こせばそれは容易に予想できます。
例えば、国有株の放出、為替の自由化、人民元の切り上げや外国資本に対する国内市場の開放による外資系企業との熾烈な競争など。
こういったことが株価にも大きく影響を与えることは間違いありません。 良くも悪くもですね。 成長期の中国においてはどの分野が伸びるのか、それは長期的か、短期的か、より確実なのはどの業界か、などを情報を元に見ていくことが出来れば大きなチャンスは必ずあると考えていいのではないでしょうか。
当然中国に対する世界の見方には楽観的、悲観的の2つの立場があります。 社会主義の体質をのこした中国においては政治的には異質。 13億人というあまりに多すぎる人口を抱え、インヘレや資源不足を懸念する投資家もいます。
一方、中国の急成長といえども世界経済に与える影響はさほどではないという見方も出ます。 本当の中国は一体どちらなのか。今後も中国株から目が離せません。
中国株投資は「配当」が魅力のひとつ!
中国株では倒産の危険性がない限り、配当を毎年株主に還元している実績のある企業であれば投資する価値判断として○であるという見方が出来ます。 長期投資という観点から配当を目当てにゆっくり企業の成長をみるのも1つの方法。
少なくとも年3〜5%(高いところでは6%以上!)という配当率からみても、 日本の0.01%の金利で銀行に預けるよりははるかにマシですね。 大化けする可能性もあるわけですから楽しい。
初心者の方が初めて中国株に投資するなら配当の高い銘柄を選んで乱高下はあるでしょうけど企業の成長を見守るという投資法で始められてもいいかもしれません。
「中国株は今後10年安泰」ウォーレン・バフェットの発言
アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェット氏はこのほどインタビュー(2008年末)で、
「中国市場は向こう10年間は世界のトップに君臨するだろう」
と語り、中国の投資家たちを大いに喜ばせました。
インタビューは、世界的な大会であるMPW summit(商業女性大会)期間中に行われたもの。
内容はウォーレン・バフェット氏の米国の金融市場への見解や、優良株の選定基準など他分野に及び、また、中国市場についても「新興市場だけに経済の移り変わりも速く、何が経済の転機になるかは読みにくい」とする一方で、「向こう10年間は世界のトップに君臨する」と中国市場への明るい見通しを語り、投資家たちの期待をさらに高めたということです。
バフェット氏は2008年9月に比亜迪股フェン有限公司(BYD)の株式の約10%を18億香港ドル(約233億円)で買い入れています。中国では多くの人がウォーレンバフェット氏の中国市場への影響力を重視しており、今回の発言を好意的に受け取っているという、ということです。
中国株の銘柄選びのヒント!
当然ですが銘柄を選ぶ時はその会社の事業内容と財務内容を調べます。 以外に数字だけを判断材料にしている投資家が多いと言われています。 例えば「○○汽車」という銘柄。 「汽車」だから日本人なら鉄道関係かな?と考えますが中国では汽車とは自動車会社を意味します。 また、よくみるのが「公司」。これは単に「会社」という意味。 めぼしい銘柄を見つけたら公式サイトなどをチェックして、PER、PBR、ROE、ROA(参照) も調べておきましょう。 ちょっとだけ難しいお話になりますが、狙った銘柄の買い時はどんな時なのかを考えてみましょう。 結論から言うと上昇トレンド(トレンドとは株価が動く方向)にある銘柄が一時的に下がった時がズバリ買い時です。 そしてこのトレンドをどのくらいのスパンでみればよいか、ですが、初心者の方なら最低でも数ヶ月以上の中長期で見るのがいいと思います。 (短期決戦型のデイトレーダーやプロの投資家ならこれは数分とか1時間という単位になります。) 成長途上にある中国の企業に投資するなら長くなると10年、15年といった長い保有もありうるわけです。 この上昇トレンドかどうかの判断には「テクニカル分析」が便利です。 テクニカル分析とは、過去の株価、時間、出来高などから未来のトレンドを予測する方法です。 証券会社や各情報サイトに用意されていることもありますので参考にしてみてください。
中国株の新規公開株IPOについて
中国政府は現在の国営企業をひとつずつ香港市場に上場させてインフラ整備のための資金調達を上手く行っています。 ご存知の通り、香港市場は株式市場としてイギリス統治時代から歴史は古く、上場審査も国際的な基準に達していることから世界中の投資家が安心して投資できる市場です。 中国はこの香港市場を有効に活用することで資金を調達するしくみを上手く作り上げたわけです。 その他の中国株式市場には深セン市場、上海市場がありますが、私たち外国人から一番注目されているのが香港市場なのです。 とりわけ香港H株。中国大陸に拠点を持っています。 大陸の企業が上場している市場には他に、レッドチップやGEMの一部にもありますが、今中国の株式市場において要注目なのが、新規に上場されそうな企業が沢山あるということ。 かつての日本で国鉄がJRに、電信電話公社がNTTとして上場を果たしたように、中国でも優良企業が今後上場していくと思われます。
中国株で儲ける方法とは!
中国株で儲けるには大きく3つの方法があります。
@株の売買益で儲ける
A高配当で儲ける
B為替差益で儲ける
です。 基本はもちろん@の株の売買益で儲ける方法が挙げられますが、 この背景には、中国経済の発展、インフラ整備真っ最中である、13億人の市場規模などがあります。
この結果、儲かる企業が多数あるという事実。間違いなく近い将来に中国に起こることです。
こういった企業の株を安いうちに買って、高くなったら売る、 これが中国株で儲ける基本となります。
また、中国の企業は株主を大切にする体質があり、その企業が高収益を上げていれば、株の配当にも大きく影響してきます。
さらに、中国株においては、株式分割が頻繁に行われることが特徴のひとつになっています。
1対2の株式分割が行われた場合、500株持っていれば一気に1000株の株主となるわけです。 株価自体は当然半額になりますが、通常、元の株価に戻るケースが多いのです。 これにより、資産は一気に倍になってしまうわけです。 また、人民元の切り上げが行われれば、H株やレッドチップは香港ドル建てですが、為替差益に反映されます。 近い将来の人民元切り上げに期待して中国株に投資すれば為替差益で利益を得ることも可能になります。