レーティング（株価格付け、相対株価評価）とは
レーティングは銘柄選びのポイントです。
レーティング（株価格付け、相対株価評価ともいう）とは、
証券アナリストのリサーチの基づく投資判断のこと。
株式投資の銘柄選びの参考データとして重要な役割を果たしています。
レーティングとは、証券アナリストが評価した「企業の株価に対する評価」を表しています。
要するに、株価が割安であると判断されれば、ランクは高くなり、割高だと判断されれば、ランクが低くなるというしくみです。
これは、企業そのもの信用力や、良いとか悪いとかを評価するものではありません。
レーティングは、株価の割安感を５段階で評価するものです。
数字が小さくなるほど、「強気」、数字が大きくなるほど「弱気」な判断を下しているということになります。
レーティングの表記は、
１，２，３，４，５
とするところや、
A、B+、B、B-、C
また、
「買い」、「押し目買い」、「中立」、「戻り売り」、「売り」
とするところなど、調査機関によって様々ですが、ほとんどは５段階評価で示されることが一般的になっています。
（中には４段階、３段階の調査機関もあります。）
野村證券関連の調査機関を例に挙げてみます。
６ヶ月の間にTOPIXに対して１５％以上上回ると予測する場合⇒１
５～１５％上回ると予測する場合⇒２
±５％以内と予測する場合⇒３
５～１５％下回ると予測する場合⇒４
１５％以上下回るＴ予測する場合⇒５
このランク付けは、あくまで市場全体の動きと比べた相対評価です。
業績が伸びていても、株が買われ過ぎたら株価は上昇して、株価の割安感は減少しますので、レーティングの数字もさがることになります。
※レーティングは企業や銀行の信用力を表したいわゆる「格付け」とは異なります。信用力を評価した「格付け」とは、企業や銀行が債務の返済の確実性を表すもので、レーティングは企業への株価に対する評価を表すものです。また、上にも書きましたが、企業の良い、悪いを表すものでもありません。
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