移動平均線、グランビルの8法則
移動平均線による分析は多くの投資家に利用されています。
個人投資家だけでなくプロの投資家も活用するの最もポピュラーな分析方法が「移動平均線」です。
移動平均線とは、
過去の一定期間での株価の終値の平均値をグラフに表した線
のことです。
移動平均線は、色々な期間のものがありますが、よく使われるのは25日移動平均線と26週移動平均線です。
その他にも5日移動平均線、13週移動平均線などがあります。
その推移を見ると、株価そのものの動きより緩やかになる傾向があるため、株価の細かな動きに右往左往することなく相場のトレンドをつかむのに役に立ちます。
移動平均線を利用する分析では、その平均線の期間が重要になります。
5日移動平均線では、当日の株価が占める割合は5分の1ですが、25日移動平均線なら25分の1になります。期間が長くなればなるほど短期間での動きを把握するのには不向きで、移動平均線は、短期投資よりも中長期での投資に向いている分析方法であるといえます。
グランビルの8法則とは
グランビルの8法則とは、
株価ラインと移動平均線の重なり方で株の売買のタイミングをはかって、売買時期の判断時期を予測する方法で、多くの投資家が活用している分析指標です。
売りのサイン
・下がり気味の移動平均線を株価が上回っているのに移動平均線の下降を止められない時
・移動平均線が下がっている途中、株価が若干の上昇を始めても移動平均線を越えられない時
・移動平均線が長期的にわたって上昇していたが、横ばい、または下降を始めた時
・移動平均線は上がってきているが、日々の株価ラインが移動平均線より極端に上がった時
買いのサイン
・株価ラインが移動平均線より上にあって、下降を始めても移動平均線まで下がらずに再び上昇を始めた時
・移動平均線が上がっていて、株価自体はいったん下がり始めたように見えても移動平均線ののぼり調子に変化が見られない時
・移動平均線は横ばい、または下がり気味から上昇へ変わり、株価ラインが上昇を始めた時
・移動平均線が下降している中で、株価ラインが移動平均線から極端に下がった時
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