貸借対照表（バランスシート）の読み方
貸借対照表とは、企業の決算日における財政状況を表す一覧表です。
株式投資する上でのその企業の安全性、経営の安定性を知る事ができる貴重なデータとなります。
貸借対照表は、通常左側に「資産の部」（借方）、右側には「負債の部」（貸し方）、資本の部で示されており、この資産の部と負債の部が必ず一致するのが大前提なので、この金額が大きい程企業の規模も大きいことがわかります。
通称「バランスシート」とも呼ばれています。
資産の部では企業の資金の運用状況、資本の部では資金の調達方法を知ることができ、貸借対照表（バランスシート）を見れば企業がどのように資金を調達し、その資金をどのように運用しているのか、がわかります。
☆資産の部とは！
資産の部は、
「流動資産」
「固定資産」
「繰延資産」
などで構成されています。
流動資産とは、現在の預貯金高、受取手形、売掛金など、現金化しやすい資産。
固定資産とは、有形固定資産（土地、建物など）、無形固定資産（借地権、特許権など）、投資その他の資産（関連会社の株など）に分類されています。
繰延資産とは、会社の創業費や研究費などにあたります。（計上されないこともあります）
☆負債の部とは、
負債の部は、
「流動負債」
「固定負債」
から構成されています。
流動負債は、１年以内に返済しなければならない、短期の借り入れ金、支払い手形などを示します。
固定負債は、社債や、一年以上の返済期限がある長期の借入金を示しています。
☆資本の部
資本の部は、企業の資本金、資本剰余金（法廷準備金）、利益剰余金などで構成されています。
貸借対照表（バランスシート）を読む時に注目すべきポイントが、「自己資本比率」です。株主資本比率ともいいます。
自己資本比率が高いほど、つまり借入金が少ないほど、経営が安定してることがわかります。日本企業の平均的な自己資本比率は２０％前後。
次に注目するのが、流動比率です。流動比率を見ると企業の資金繰りの安全性がわかります。
流動比率＝（流動資産÷流動負債）×１００
で求めることができます。
この値が高ければ高いほど運転資金があると判断できます。
企業の安定性を知る上で流動比率は重要です。
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